目を魅力的にするアイメイク&目周りのツボ一覧

目を魅力的にするアイメイク&目周りのツボ一覧

皆さま、こんにちは!日中美容研究家の濱田文恵です。

ついこの間まで半袖でも大丈夫だったのに、急に冷え込み、秋冬の洋服を慌てて引っ張り出してきた方もいるのでは?

季節に合わせた衣替えで忘れてはいけないのが、ファッションだけでなくメイク。

特に、厚手のコートやセーター、コーディロイ素材のトップスなど、秋冬のファッションは洋服だけで存在感が抜群。

今回の東洋美容のヒントでは、衣替えの時期に合わせ、秋冬ファッションにも負けない!目を魅力的にするアイメイクをご紹介したいと思います。また東洋美容のヒントにちなんで、アイメイクの紹介だけでなく、目元の魅力アップに繋がる目周りのツボも伝授しますね。

     

1.古代宮廷から学ぶ目元の重要性

かつて古代宮廷では、柔らかく艶かしい陶器のような白い肌が美女の象徴でしたが、もう一つ美女を象徴するものがありました。それが、目元です。時代によって、目が小さいほうが美女だとか、大きい方が美女だとかいった流行の違いはあっても、現代と同じように古代の人々も思い思いのアイメイクを楽しんでいたようです。

    

例えば、唐時代の皇帝・玄宗皇帝(楊貴妃を溺愛していたとされる皇帝)は、当時の宮廷で妃たちが施していた眉を、「十眉図(じゅうび)」という、今でいう“眉のメイク図解”のようなものを絵描きに命じたという話が残っています。

    

「十眉図(じゅうび)」自体は、すでに残っていないのですが、名前の通り、鴛鴦(えんおう)眉・小山眉・五嶽眉・三峰眉・垂珠(すいしゅ)眉・月綾(げつりょう)眉・分稍(ぶんりょう)眉・涵烟(かんえん)眉・払雲(ふつうん)眉・倒暈(とううん)眉と10種類の眉の書き方が描かれていたそうです。眉の種類の多さに驚きつつ、当時のアイメイクへのこだわりが感じられる話ですよね。

    

このように、古代から現代に至るまで顔の印象を左右する目元は“美女”の象徴といえるでしょう。その上でマスク生活の日常化が進む近年は、古代よりも目元を魅力的に見せることがより重要になっていると言っても過言ではないですよね。

さっそく、目を魅力的にするアイメイクをご紹介したいと思います。

    

2.目を魅力的にするアイメイク

  

2-1顔の印象を左右する眉メイクのポイント

   

眉は顔の輪郭を整え、全体的な印象を左右するので、なんとなくメイクするのではなく、しっかりポイントを抑えていきましょう。

   

まず、眉を描き始める前に、ご自身の眉の形や生え方、瞬きをした時の筋肉を確認しましょう。実際に眉を描く時は、ご自身の眉の生え方に合わせ、一本一本植毛をするような気持ちで描いていくと、自然な毛束感がでます。

   

目を魅力的に見せる眉の書き方としては、①細いよりも太めの眉であることと②目との距離を縮めることが重要。視覚の影響で、太めの眉の方が若々しく、また目周りの陰影を強調することができ、パッチリとした目に見せることができるのです。

    

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次に、目との距離を縮めることで、太めの眉と同様に目の陰影が極まり、目周りの存在感がアップし、目を大きく見せることができます。アイブロウペンシルで眉のガイドラインを描き、足りない部分はアイブロウパウダーで埋めましょう。

    

最後にスクリューブラシで、眉頭を自然にぼかし、全体的に眉の毛の流れを均一にするとより完成度の高い眉に仕上がりますよ。

    

2-2横からの視線もカバー、アイラインのポイント

   

マスク生活が定番化した日常でのアイラインメイクでは、目の輪郭をくっきりさせ、横顔美人に見えるようにアイラインを入れていきたいですよね。

    

そこで、まずはまつ毛の際をペンシルアイライナーで埋めましょう。目の輪郭をくっきりさせつつ、不自然感を出さないためには、眉下に添え手をしながらまぶたを引き上げてまつ毛の生え際が見えるように線を書くと、安定したラインが描け、さらに色ムラが出来にくくなりますよ。

その後、目の形に沿って、リキッドアイライナーで目尻までアイラインを引きましょう。

   

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アイラインは、まぶたの形によって見え方が変わるので、上まぶたの形に沿って、目尻側から2㎜~4㎜程度ラインがでるようなイメージで描きましょう。目尻のアイラインがプツッと切れてしまったり、急に太さがでたりしないように注意しましょう。

    

アイラインの形に合わせて、アイシャドウも目尻側に濃い色を入れると、横幅をアップさせ、横顔美人に見せる効果があります。

   

ただでさえマスクによって表に出る顔の面積が少ないので、横から見た時の目元も魅力的に仕上げていきましょう!

是非、今回お伝えしたポイントを日々のアイメイクにお役立てくださいね。

   

3.目元の魅力をアップさせるツボ一覧

    

メイクをする前に、肌に丁寧な保湿を行うことで、ファンデーションがきれいに馴染み、美肌度が増すとされていますが、目元も肌と一緒。メイク前に目元の疲れをリセットしてあげるとよりアイメイクを魅力的に見せることができるのです。

   

特に人間の目は、1日に10万回も瞬きをするとされているので、目を疲れたままにするだけで、ドライアイが進み、かすみ目によって、瞬きの回数が助長されます。それでは、目元周りの皮フに負担をかけ、せっかくのアイメイクも霞ませてしまいますよね。

    

そこで、目周りには目の疲れを癒すツボがたくさんあるので、アイメイクを行う前に、目周りのツボを優しく刺激してあげましょう。

    

《目の周りのツボ一覧》

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①    陽白(ようはく)…眉毛の中央上方一寸。光明の意味があり、眼瞼下垂やまぶたの痙攣に効果的。

②    攅竹(さんちく)…眉毛内側の凹み。視力低下や目の充血・痛みに効果的。

③    晴明(せいめい)…目頭と鼻根の間。明目作用・目の充血・痛みに効果的。

④    糸竹空(しちくくう)…眉毛外端の凹み。目のチカチカ・充血に効果的。

⑤    瞳子膠(どうしりょう)…目尻横。明目止痛・目の充血・目の常用穴。

⑥    承泣(しょうきゅう)…黒目の下。近視・目の充血・まぶたの痙攣。

⑦    四白(しはく)…承泣の下。四方八方が明るく見えるようになることに由来。視力低下。

       

ツボの場所を正確に覚えなくても、スキンケアのついでに目周りを優しくプッシュしてあげるだけでも目の疲れをリセットできるので、意識してみてくださいね。

       

いかがでしたか?せっかく秋冬のファッションに衣替えしたのに、メイクは一年を通して一緒では顔と体がチグハグに。さらにまだまだ続くマスク生活で、目元の存在感が薄くなってしまいます。是非、参考にして秋冬を楽しく過ごしていきましょう!

   

   

■著者プロフィール

美容家 濱田文恵

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「延美長寿」をテーマに毎日のセルフ美容に西洋と東洋を組み合わせた独自の美養法を提唱。今あるキレイもこれから続くキレイも手に入れる。予防を根底に美容寿命を伸ばすための記事執筆・監修、セミナー講演や勉強会等を主宰し、女性誌やメディアで幅広く活躍中。(一社)日本セルフ美容協会代表理事、医薬品登録販売者、毛髪診断士、国際中医薬膳師

国際中医薬膳師 / 医薬品登録販売者 /日本エステティック協会認定エステシャン / 日本毛髪科学協会認定毛髪診断士 著書「運命をこっそり変える(2017)」

     

公式サイト http://hamada-fumie.info/

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