INTERVIEW15

長島 茂之(Re BOOT鍼灸整骨院 代表)柔道整復学科/2006年卒業
鍼灸学科/2008年卒業

#鍼灸師

#柔道整復師

治療家、そして教育者としての道を追求

20代前半のバイク事故で、足の骨折やムチウチなどの大ケガを負いました。もう以前のようにスポーツはできないのかもしれない、とかなり落ち込んだのですが、その際に通った整骨院での治療やリハビリにより、症状が劇的に改善。その経験を通じて、「治療家の資格を取得して人を治せるようになりたい。私と同じように、苦しみ悩んでいる人の再起をサポートしたい」と思い、この道を進もうと決意しました。そして2003年、日本健康医療専門学校(ニッケン)の柔道整復学科に入学。担任は、さまざまな人生経験を積み、魅力的な先生でした。その先生の経験や考えをうかがうにつれ、自分の中に変化が訪れました。いつしか私も治療だけではなく、若手の教育もしてみたいと思うようになったのです。在学中にいくつかのグループ院で働き、自分の理想とする治療院のイメージを思い描きながら仕事をしていました。ニッケンを卒業後は鍼灸の教員養成課程に進み、教員技法や治療技術の研鑚、臨床経験も積みました。その後、グループ院で院長として新規開業の経験も積みながら、柔道整復師の教員養成課程へ。2種類の教員免許を取得後、私の師が校長を務める沖縄の医療系専門学校に招聘されました。念願叶って、柔道整復学科の学科長という教育者としての務めを果たしながら、付属治療院で治療も行なうことができるようになったのです。

現在は地元・江戸川区で自分の治療院「ReBOOT鍼灸整骨院」を運営しています。患者さんの身体を再起動させ、あきらめていた目標に再チャレンジして、再び笑顔で人生を歩んでほしい⋯という思いからつけた名前です。将来的には、資格取得者の卒後研修と治療院の機能を併せもつ施設を東京と沖縄につくり、人材を育てたいと考えています。柔整も鍼灸も人を治す仕事。人と向き合う、寄り添うという姿勢を忘れずに、病院とはちがう、より身近な存在として、人々をサポートする役割を果たしていきたいです。

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