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薄着の季節到来!【性格タイプ別】太るメカニズムとダイエット養生

  

皆さま、こんにちは!日中美容研究家の濱田文恵です。気温がグッと高くなり、あっという間に薄着の季節がやってきました!冬の間に溜めてしまった二の腕のたるみや、お腹周りの肉付きをリセットするためにダイエットを始める方もいるでしょう。今回の東洋美容のヒントでは、【性格タイプ別】に太るメカニズムと、それぞれに合わせたダイエット養生をお伝えしたいと思います。ただでさえ失敗しがちなダイエット。自分に適したダイエット養生を学んでいきましょう。

  

1.性格と太るメカニズムの関係性

    

ダイエットと聞くと、食事制限と筋肉を作り体内の余分な脂肪を燃焼するといった方法が知られています。ただ実際にはストイックに取り組んでいるのに、なかなか痩せないという方もいるでしょう。そんな方は、自分に適したダイエットができていない可能性があります。

    

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中医学では、「内傷七情(ないしょうしちじょう)」と言って、過度な感情は体内にある臓器に負担を掛けると考えられています。

私たち人間は性格によって、それぞれ生じやすい感情が異なるので、性格の違いによって各々の太るメカニズムもまた変わってくるのです。

それぞれの性格に合わせた太るメカニズムを理解すれば、自分に適したダイエット養生を取り入れることができる訳です。

   

さっそく、自分の性格が持つ太るメカニズムと性格別のダイエット養生法を確認してみましょう!

   

2【真面目で頑張り屋さんの方】肝養生で血巡りケアを

   

日頃から真面目な方は、真面目なために様々なことに目が届いてしまい、イライラを感じたり、ストレスを感じたりすることがあり、無意識のうちに肝に負担をかけています。

また頑張り屋さんの場合には、精神的にも体力的にも無理をしてしまい、肝がボロボロになっている場合があります。

    

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肝には、体内の老廃物をデトックスする解毒の働きに加え、体内の気や血の巡りを調節する働きがあります。

肝の働きが低下すれば、気滞や?血といって、気や血の巡りが停滞してしまいます。

気が停滞すれば、代謝自体が悪くなりダイエットでいう脂肪燃焼が行えません。また血の巡りが悪くなれば、血によって回収されるはずだった老廃物が運ばれず体内に留まってしまい、美容面で言えばセルライトの蓄積につながってしまいます。

   

2-1肝にアプローチするダイエット養生

    

肝の働きを良くするには、まずストレスをリセットする必要があります。自分自身が何にストレスを感じるのか整理し、そのまま放置するのではなく、早めに気分転換をしましょう。

例えば、ダイエットを意識しながら、景色の広がる場所を軽くジョギングするだけでも滞っている気は流れるように!

   

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またお気に入りのアロマやお香を焚いて、肝の働きを高める「期門(きもん)」や「日月(じつげつ)のツボを刺激してあげるのもおすすめですよ。

3.【思慮深く悩むことが多い方】脾養生で筋活を

   

物事に対して考えこんでしまう方や、何かに悩みを抱えている方は、脾に負担をかけていることが多いです。また些細なことでもよく悩むようになった方は、脾が疲れている可能性が高いです。

  

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脾は食べたものから体の栄養となる水穀の精微を作り出す働きがあります。この水穀の精微は体が元気に活動するためのエネルギー、つまり「気」の元になるのですが、もう一つ、脾とつながっている筋肉を滋養する働きもあります。

   

脾の働きが低下すれば、どんなに筋トレをストイックに行ったとしても、なかなか十分な筋力を蓄えるのが難しくなってしまいます。

筋肉によって脂肪は燃焼されるので、脾の低下は痩せやすい体作りには大敵なのです。

   

3-1脾にアプローチするダイエット養生

   

悩むことが癖になっている方は、心の中であれやこれやと考えるのではなく思い切って自分の周りの方に相談してみたり、口に出したりするといいですよ。必ずしも答えをもらうのではなく、人に話すことで自分の考えや想いを整理できるからです。

   

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また食事の前に、消化器の働きを高めるツボ「中?(ちゅうかん)」と「足三里(あしさんり)」に加え、体のエネルギーを湧かせる滋養効果のあるツボ「気海(きかい)」を刺激してみましょう。

    

4.【心配症で不安になりやすい方】腎養生でむくみケアを

   

小さなことから大きなことまで、起きてもいない問題に対して心配をし、何をするにしても恐れに近い不安を感じてしまう方は、腎の働きを低下させてしまいます。

   

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腎には体内の水分代謝を調整する働きがあるので、腎が弱っている方は体重が増えたわけではないのに、なぜか見た目がぽっちゃりしたように見え、自分自身も体を重く感じられるでしょう。体内の水捌けが悪いために太るというイメージです。

   

4-1腎にアプローチするダイエット養生

腎は冷えに弱く、体が冷えているほどに、情緒不安定になり心配や不安が生じやすくなると考えられています。

水捌けの悪いこのタイプの方は、薄着の季節になろうと冷えには注意が必要。

薄着になっても手首、足首、首元は防寒しましょう。腎を温めて冷えを緩和するツボとしておすすめしたいのが、「腎兪(じんゆ)」、「命門(めいもん)」、「大椎(だいつい)」。

  

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ドライヤーの温風や使い捨てカイロを上記のツボにあてながら刺激すれば、お灸のような効果が期待できます。鍼灸の世界でも、施術方針によっては、鍼よりも灸の方が刺激を与えられる場合もあるそうですよ。ドライヤーや使い捨てカイロならご自身の自宅で取り入れられるので、参考にしてみて下さいね。

   

このように太るといっても、各々の性格でその要因もメカニズムも異なってきます。ぜひ、一般的なダイエット方法をベースに、自分自身に適したダイエット養生を取り入れ、薄着なんて怖くないスッキリ体型を手に入れましょう。

   

■著者プロフィール

   

日中美容研究家 濱田文恵

  

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自身のニキビ肌をセルフ美容で克服した経緯を経て"キレイ" は自分でも作れることを啓蒙するため一般社団法人日本セルフ美容協会®を設立。毎日のセルフ美容に自身のルーツである東洋と西洋を組み合わせた独自の美養法を提唱する。著書『運命をこっそり変える』セブン&アイ出版。

  

国際中医薬膳師 / 医薬品登録販売者 /日本エステティック協会認定エステシャン / 日本毛髪科学協会認定毛髪診断士

公式サイト http://hamada-fumie.info/